遠隔診療なら訪問看護師との連携もスムーズに
- By: E-face
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近年ではインターネットやスマートフォン等の普及に伴い、日本の医療にも変化が現れています。そのような便利な医療の中でも特に注目を浴びているのが、遠隔診療です。通院が困難な人や遠くの医師に診察を希望している場合でも、医師の前に座らなくても診察を受けることができるというメリットがあります。また、忙しくて病院へ行く時間がないという人にとっても、遠隔診療は非常に便利なサービスとなっています。
遠隔診療は寝たきりの患者のケアに最適
遠隔診療を導入しているクリニックは既にいくつか存在していて、東日本大震災の被災地でも活用されていました。寝たきりの高齢者に介護者がタブレットを見せ、そのタブレットの中から医師が表れて問診を行います。高齢者側は医師に対して、現在不安に感じていることや体調に関する相談等をタブレットに向かって話しかけるのです。つまり、遠隔診療のやりとりは無料テレビ電話と同様のものというわけです。このような体制で診察が可能となれば、寝たきりで病院に行くのが困難な高齢者でも安心して自宅や介護施設での生活を続けていくことが可能で、通院の回数が減ることに繋がるので家族や介護者にかかる負担も軽減されるという大きなメリットがあります。
訪問看護師との連携を強化することで質の高い治療が可能に
岡山県新見市は中山間地域で医療機関が市中心部に位置している為に、通院が難しい人がたくさんいます。このようなケースでは、訪問看護師と連携して遠隔診療を行うのが効果的です。新見市市内の病院・診療所・介護施設に端末を設置して訪問看護師が端末を患者宅まで持ち込み、そこからインターネットに接続して病院や診療所にいる医師と回線を繋ぎ、医師からの指示を仰ぎながら訪問看護師が必要な処置を行うのです。採血や簡単な処置であれば訪問看護師でもできますし、画面を通じて医師が見ているので安心して診療を受けることができます。訪問看護師を介して遠隔での診察という方法を取り入れることで患者側の通院での負担が減るだけでなく、それまでは入院が必要とされていた患者の自宅での診療も可能となるのです。
通院できない患者でも早期発見、早期治療が可能になる
遠隔診療の最大のメリットと言えるのが、離島や交通の不便な地域に住んでいる人や通院が困難な人でも簡単に診察を受けられることです。近隣に医療機関がない高齢者も受診しやすくなるので、病気の予防や早期発見に繋がるというメリットもあります。また、毎日仕事で忙しい人にとっては病院へ行く時間が惜しいということもあるので、体調の異変を感じていても放置してしまいがちで、悪化させてしまうケースが多いです。そのような忙しい人でも、遠隔診療を事前に予約しておくことで待ち時間も無く医師の診察を受けることが可能となるので、早期発見・早期治療が可能となるのです。そのため、スマートフォンやタブレットを利用することで、何処に居ても診察を受けることが可能となるわけです。